後見人(こうけんにん)は、認知症や障がいなどで「自分で大事なことを決めるのがむずかしい人」を助ける人です。たとえば:
- お金の管理(銀行や支払いなど)
- 介護施設に入る手続き
- 医療や生活のサポート
この人の代わりに、安全で安心な生活ができるように手伝うのが後見人の役目です。
当会の成年後見活動について
当会の成年後見活動の特徴を一言でいえば、個人ではなく法人として家裁から法定後見事案を受任すること、あるいは依頼人と任意後見契約を締結する場合も個人としてではなく法人として契約することにあります。
つまり、当会の成年後見活動を知るということは、当会に集う会員である市民後見人(=後見事務担当者)が個々に活動しながら、当会が法人後見人として被後見人や家裁の信頼に足る後見支援活動をどのように実践しているのかを理解することです。
法人後見人として活動の特長
- 寿命がある個人とは違い、法人である当会はGoing-concernとして、寿命や個人的事情に関係なく、持続的に活動できます
- 当会では後見事案ごとに後見事務担当者3人による後見事務担当チームを編成し、後見活動を行います
- 当会の後見事務担当者は様々な経歴・知識やノウハウをもち、チームを組む3人は多様で且つ柔軟な対応ができます
- 当会では、チームと財産管理室の間で被後見人財産の分別管理を行うので、一個人による財産管理が陥りやすい不正を許容しない内部牽制機能が働いています
- 当会では、後見事務担当チームが作成・報告する月次活動報告書を事務管理室が毎月チェックし、年一度家裁へ提出する定期報告は法人後見部長がチェック承認の上で提出されています